アベック優勝で全国切符つかむ!
埼玉県小学生ハンドボール大会 6月25日(土)、三郷市総合体育館で開催された埼玉県小学生ハンドボール大会最終日で、ミサハン(三郷ハンドボールクラブ=HC)が見事にアベック優勝を飾りました。 男子は2年ぶり10回目、女子は13年連続13回目の栄冠に輝くとともに、7月東京での関東大会、京都での全国大会への出場権を握りました。 男女ともタイムアップの瞬間、半村茂夫監督と菊池久美子コーチは両手をあげてバンザイ! ミサハン女子が悲願の日本一を遂げた1年前と同じように抱き合った2人だが、この日は号泣シーンはなく、満面の笑顔が輝きました。 今年2月の半村カップ優勝の八潮クラブ女子をはじめ、男女とも進境著しいさいたま市や川口らの台頭もあって大会前の予想は混戦模様。とくに主力メンバーが大きく入れ替わった女子は「いくらベテランの私でも1年でチームを仕上げるのは難題。それでもメンバーが変わって簡単に負けるわけにはいかないとプレッシャーとの戦いでした。これでようやく眠れますよ」と、これまでの苦しい胸のうちを明かしてくれました。 重圧に負けず会心の勝利 まさに会心の戦いぶりでした。18日の予選リーグで男女とも3連勝で1位抜けすると、決勝トーナメント2試合もライバルたちを圧倒して頂点へ。 女子は絶対エースの5年生・青野選手が大活躍。さらに右バックの田中キャプテン、GK高山らキャリアの浅い6年生セブンが急成長したのが大きな強みとなり、初めて全国に出た2004年からの連続出場記録を13回に伸ばしました。 男子は4年生からの経験者が多く、しっかり基本練習を積んだ成果を生かして快進撃。「ここぞ!という時に心臓の強さがない」(半村監督)不安材料があったものの、手堅いディフェンスからの速攻が機能して危なげなく勝ち進みました。 まずは基本と闘志! 表彰式を終えたあと「まずは基本、そして勝とうという闘争心をしっかり身につけるんだ。そのあとに技術だとかチームワークが乗っかってくるのだからな。また次をめざしていくぞ!」と選手たちへひと言。夏本番に向けて引き締めた半村監督でした。 そして、菊池コーチは「勝ってウルウルしたよ。とくに女子はよくがんばったと思う。男子は6年生の必死になって戦っている姿が見られてよかった。この喜びを忘れずに家のこと、勉強のこと、三郷クラブのこと、しっかりやろうね」と、涙を浮かべながら言葉をつないでいました。 スタンドからの熱い応援も選手たちを勇気づけ、まさにミサハンファミリーの底力を感じさせた大会でした。まだまだ男女とも伸びしろは充分! さらに成長を続けて夏舞台でおおいに躍動してほしいものです。